-
日本語から見た東アジアと欧米諸語の比較-言語類型論における普遍性を中心に5
2 融合度と総合度 アメリカの言語学者サピア(1884-1937)は、上述の形態の分類を融合度と総合度という…
-
日本語から見た東アジアと欧米諸語の比較-言語類型論における普遍性を中心に4
(2a)彼女にすぐ電話をかければよかった。(花村 2017)(2b)彼女に電話をすぐかければよかった。(2c)…
-
日本語から見た東アジアと欧米諸語の比較-言語類型論における普遍性を中心に3
SOVの言語は、前置詞ではなく後置詞を使用する。一方、SVOとVSOの言語は、後置詞ではなく前置詞を使用する…
-
日本語から見た東アジアと欧米諸語の比較-言語類型論における普遍性を中心に2
表1 語順 言語 形態 特徴 SOV 日本語、韓国語 膠着語 修飾語は名詞の前、後置詞を用いる。SVO1 中国…
-
日本語から見た東アジアと欧米諸語の比較-言語類型論における普遍性を中心に1
1 形態、語順、活用 言語類型論では昔から、屈折語、膠着語、孤立語という3形態が知られている。例えば、ドイツ…
-
HPSGから見たことばの呼応とその運用について-英語、ドイツ語、日本語、中国語を中心に15
6 まとめ 英独日に共通する言語の特徴として呼応の表現を取り上げ、それぞれの違いについて考察した。例えば、英…
-
HPSGから見たことばの呼応とその運用について-英語、ドイツ語、日本語、中国語を中心に14
自分束縛に関する融合案は、直示の観点をコード化するテキスト間の指標により提供される。例えば、先行詞には、指示…
-
HPSGから見たことばの呼応とその運用について-英語、ドイツ語、日本語、中国語を中心に13
5 中国語の照応を考える チョムスキーは、照応束縛の理論の中で、照応がLF(logical form)レベル…
-
HPSGから見たことばの呼応とその運用について-英語、ドイツ語、日本語、中国語を中心に12
例として空のNPを考えてみよう。チョムスキーは、これをPRO、pro、NP痕跡、変項という4種類に分けている…
-
HPSGから見たことばの呼応とその運用について-英語、ドイツ語、日本語、中国語を中心に11
4 HPSGの束縛理論 ここでは指示に関する名詞が分析の対象になる。指示の名詞とは、例えば、代名詞(she)…