モンタギュー文法の意味公準について考える-階層的な様相表現を中心にして13


 こうして翻訳されたIL式は、最終的にモデル(M=<A, I, J, ≦, F>: Aは個体の集合、IとJは可能世界と時点の集合、≦は順序関係、Fは定項に対して内包を定める)、変項の割り当て(g)、i、j(I、Jの要素)により、その指示値(Extension)を得る。

(14)意味規則

M1 a‘⊂MEtならば、ExtM,I,j,g(a’)は、すべてのi‘⊂I、j‘⊂Jに対して、ExtM,I,j,g(a’)=1の場合に1。
M2  a‘⊂MEtならば、ExtM,I,j,g(a’)は、少なくともあるi‘⊂I、j‘⊂Jにおいて、ExtM,I,j,g(a’)=1の場合に1。

花村嘉英(2022)「モンタギュー文法の意味公準について考える-階層的な様相表現を中心にして」より


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