心理学統計の検定を用いて井上靖の「わが母の記」を考える1

1 先行研究との関係

データベースを作成ながら購読脳と執筆脳を分析するシナジーのメタファーの研究も次第に安定してきている。これまでにバランスの調節のための二個二個のルールに基づき多くの組み合わせを作ってきた。統計についても、バラツキ、相関関係、多変量分析と進み、今回の心理学統計を含めれば、バラツキと相関、多変量と心理という組み合わせができる。この小論では、実吉(2013)の心理学統計の検定の手法に従い、井上靖の「わが母の記」を題材にして男女の不安度について考えていく。 

花村嘉英(2019)「心理学統計の検定を用いて井上靖の『わが母の記』を考える」より

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