泉鏡花の「外科室」で執筆脳を考える5


分析例

1 医師と患者という立場ではあるが、昔の思いを手術室で確かめる場面。
2 この小論では、「外科室」の購読脳を「極端と瞬間」と考えているため、意味3の思考の流れ、極端な表現に注目する。
3 意味1①視覚②聴覚③味覚④嗅覚⑤触覚 、意味2 ①喜②怒③哀④楽、意味3極端①あり②なし、意味4振舞い ①直示②隠喩③記事なし
4 人工知能 ①ニューラル、②エキスパート   
 
テキスト共生の公式  

ステップ1:意味1、2、3、4を合わせて解析の組「極端と瞬間」を作る。
ステップ2:瞬間は、ロジックでいうニューラルに通じることから「ニューラルとエキスパート」という組を作り、解析の組と合わせる。  

A:⑤触覚+③哀+①極端あり+①直示という解析の組を、①ニューラル+②エキスパートという組と合わせる。
B:⑤触覚+③哀+②なし+①直示という解析の組を、①ニューラル+②エキスパートという組と合わせる。
C:②怒+②聴覚+①極端あり+①直示という解析の組を、①ニューラル+②エキスパートという組と合わせる。 
D:②怒+②聴覚+①極端あり+①直示という解析の組を、①ニューラル+②エキスパートという組と合わせる。
E:②怒+①視覚+①極端あり+①隠喩という解析の組を、①ニューラル+②エキスパートという組と合わせる。

結果  表2については、テキスト共生の公式が適用される。

花村嘉英(2020)「泉鏡花の『外科室』の執筆脳について」より

日本語教育のためのプログラム


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です