【連想分析2】
情報の認知1(感覚情報)
このプロセルのカラムの特徴は、①ベースとプロファイル、②グループ化、③その他の反応である。
情報の認知2(記憶と学習)
このプロセルのカラムの特徴は、①旧情報、②新情報である。
情報の認知3(計画、問題解決、推論)
このプロセルのカラムの特徴は、①計画→問題解決、②問題未解決→推論である。
表4 虚無とうつの認知プロセス
同上 | 情報の認知1 | 情報の認知2 | 情報の認知3 |
表2Aと同文。 | 3 | 2 | 2 |
表2Bと同文。 | 2 | 2 | 2 |
表2Cと同文。 | 2 | 2 | 2 |
表2Dと同文。 | 3 | 2 | 2 |
表2Eと同文。 | 2 | 1 | 2 |
A 情報の認知1は3その他の反応、情報の認知2は2新情報、情報の認知3は2問題未解決→推論である。
B 情報の認知1は2グループ化、情報の認知2は2新情報、情報の認知3は2問題未解決→推論である。
C 情報の認知1は2グループ化、情報の認知2は2新情報、情報の認知3は2問題未解決→推論である。
D 情報の認知1は3その他の反応、情報の認知2は2新情報、情報の認知3は2問題未解決→推論である。
E 情報の認知1は2グループ化、情報の認知2は1旧情報、情報の認知3は2問題未解決→推論である。
結果
三浦綾子は、この場面で、医者との問診で外部から情報を取り込み、カリエスの症状を疑っている。医者の診断に反する見解のため問題未解決から推論となる。そのため、「虚無とうつ」という推論が続いている。
花村嘉英「三浦綾子の「道ありき」でうつ病から病跡学を考える」 中国日语教学研究会上海分会論文集 2021