魯迅とカオス(阿Q正伝)5


第3章 続・勝利の概略
(5)
中文
他看见王胡在那里赤着膊捉虱子。他忽然觉得身上也痒起来了。
和文
阿Qはひげの王が肌脱ぎになって虱を取っているのを見た。自分の体までが痒くなってくるのを覚えた。(五感)
(6)
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阿Q非常渺视他。阿Q以为他要逃了,抢进去就是一拳。这拳头还未达到身上,已经被他抓住了,王胡一连给他碰了五下。在阿Q的记忆上,这大约要算是生平第一件的屈辱。
和文
阿Qはひげの王をすこぶる軽蔑していた。阿Qはひげの王が逃げようとしていると思い、飛びかかり殴りかかった。その拳骨がまだ相手の身体に届かぬうちに彼に捕まって、壁に五回ぶつけられた。阿Qの記憶では、これがおそらくこの頃の最初の屈辱である。(記憶)
(7)
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远远的走来了一个人,就是钱太爷的大儿子(“假洋鬼子”,“里通外国的人”)。阿Q一见他,一定在肚子里暗暗的咒骂。阿Q龙其“深恶而痛绝之”的,是他的一条假辫子。
和文
銭太爺の長男(にせ毛唐、外国人の一味)がやって来た。阿Qは一目見て、腹の中で罵倒する。阿Qがとりわけ「深く悪みて之を痛しく絶った」のは、彼のかつらの辮髪であった。(五感)

花村嘉英(2015)「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品-魯迅をシナジーで読む」より

シナジーのメタファー2


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