シナジーのメタファーのために一作家一作品でできること-魯迅『狂人日記』1


1 論文の方向性-Lのストーリー

 シナジーのメタファーのために一作家一作品でできることを現状のレベルでまとめている。今後、統計処理など研究の技葉がさらに増えていくように日々精進していきたい。この小論では魯迅(1881-1936)の「狂人日記」が題材になる。

 私のテキストの分析は、シナジーのメタファーを考察することである。最初に受容と共生からなるLのストーリーを作成し、次にそれが反映されているリレーショナルなデータベースについて分析していく。基本的に、「阿Q正伝」(1922)と同じ方法で、「狂人日記」(1918)について見ていくことにする。すでに魯迅の執筆脳はカオスとして、「魯迅とカオス」というシナジーのメタファーを作成している。「狂人日記」と「阿Q正伝」は、ともにカオスの特徴といえる非線形性と初期値敏感性が取れている。(花村 2015)

花村嘉英(2019)「シナジーのメタファーのために一作家一作品でできること-魯迅『狂人日記』」より

シナジーのメタファー2


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