クロード・シモンのLe Tramway(路面電車)で執筆脳を考える8


表3 情報の認知

A 表2と同じ。 情報の認知1 1、情報の認知2 2、情報の認知3 2
B 表2と同じ。 情報の認知1 1、情報の認知2 2、情報の認知3 2
C 表2と同じ。 情報の認知1 2、情報の認知2 1、情報の認知3 2
D 表2と同じ。 情報の認知1 2、情報の認知2 2、情報の認知3 1
E 表2と同じ。 情報の認知1 3、情報の認知2 1、情報の認知3 2

A 情報の認知1は①ベースとプロファイル、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へである。
B 情報の認知1は①ベースとプロファイル、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へである。
C 情報の認知1は②グループ化、情報の認知2は①旧情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へである。
D 情報の認知1は②グループ化、情報の認知2は②新情報、情報の認知3は①計画から問題解決へである。
E 情報の認知1は③その他の条件、情報の認知2は①旧情報、情報の認知3は②問題未解決から推論へである。   

結果   
 この場面でシモンは、路面電車の長さや社内広告について語り、ペルピニャン市のあちこちで同じ広告を呆れるほど愉快に目にし、広告が時の経過で変色してしまい、封建君主ばりの土地のワイン業者が一切の規制から外れていることをつなげている。そのため、購読脳の「車窓から浮かぶ客観的な事実と時空の交錯」という組を作り、ヌーヴォー・ロマン作家シモンの特徴「回転とシーケンス」という執筆脳の組に引き渡すことができる。

花村嘉英(2022)「クロード・シモンのLe Tramway(路面電車)で執筆脳を考える」より

シナジーのメタファー3


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