莫言の「蛙」でシナジーのメタファーを考える11


【連想分析2-2】

情報の認知1(感覚情報)

 感覚器官からの情報に注目することから、対象の捉え方が問題になる。また、記憶に基づく感情は、扁桃体と関係しているため、条件反射で無意識に素振りに出てしまう。このプロセルのカラムの特徴は、①ベースとプロファイル、②グループ化、③条件反射である。

情報の認知2(記憶と学習)

 外部からの情報を既存の知識構造へ組み込む。この新しい知識はスキーマと呼ばれ、既存の情報と共通する特徴を持っている。未知の情報は、経験を通した学習となり、カテゴリー化される。このプロセルのカラムの特徴は、①旧情報、②新情報である。

情報の認知3(計画、問題解決、推論)

 受け取った情報は、計画を立てるプロセスでも役に立つ。その際、目的に応じて問題を分析し、解決策を探っていく。しかし、獲得した情報が完全でない場合は、推論が必要になる。このプロセルのカラムの特徴は、①計画→問題解決、②問題未解決→推論である。

花村嘉英(2020)「莫言の『蛙』でシナジーのメタファーを考える」より

シナジーのメタファー2


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